勝手に記憶に残る感動シーン ベスト3

県下一周駅伝が終了して、早いもので1週間以上が経ちました。
あれだけ盛り上がっただけに、心にポッカリト穴が開いたようで寂しいですね。

そこで、大会を振り返り、管理人が5日間選手の後ろの監察車から見ていたので、勝手に記憶に残る感動シーンベスト3を紹介します。
あくまでも、管理人の個人的な主観ですので、選ばれなかった選手のみなさんすみません。。。。

第1位 エースにつなぐラストスパート

5日目第7区(垂水新城~垂水)に出走した、下池選手(ダスキン伊集院店)。
前の2回の出走(1日目・3日目)は本人として満足でない走りで、総合優勝に向けてチームに貢献する走りを目指しての出走。

 <<出走前のコメント>>
区 垂水新城~垂水(10.0km)
ただし
(東市来中→鹿児島商業→ダスキン伊集院)

下池 正

全集中!爆裂猛進!絶対トップは譲らない!

<<レース展開>>

タスキが下池選手に渡った時には、トップ川薩と45秒差の2位でスタート。
先頭川薩が見えない状況で、後ろからは総合優勝に向けて負けられない、鹿児島の西元選手が20秒差・姶良の原水選手が 53秒差で追う展開。

前が見えない中での単独走で、ペースが少し落ちたところを、後ろから鹿児島の西元が追いつき3km手前から並走。
その後、後方から姶良チームの監察車の声も大きくなり、6kmすぎに原水選手に追いつかれ、総合優勝を争う、姶良・鹿児島・日置の3チームが集団で並走。
一時期、3分20秒台まで落ちていたタイムが、一気に3分1ケタまで上がるなど、お互い揺さぶりをかけあうサバイバルレース。

後ろの監察車の管理人は、下池選手の次のランナーがエース三垣選手(日置市役所)なので、どうかこのままでタスキを渡してほしいと心から願う。。。。。。

三人の並走で、ラスト1kmを通過。
鹿児島・姶良の選手がラストスパート仕掛けるも、3名の集団は崩れず。
「粘れ、ただし(下池)、離れるなよ!」と心の中で連呼。。。。

そしてラスト200m。
ここで下池選手が、一気にラストスパートで他2チーム突き放す!!!!
姶良の原水選手を離し、鹿児島の西元選手には追い付かれたものの最後の最後まで鹿児島の選手と最後の力を振り絞って、まるで短距離走のようなラストスパート。
最後は、鹿児島の選手とお互いゆずらず同時にタスキリレー。

9年ぶりの出走とは思えない、小さい体で大きなストライドの落ち着いたレース運びと、自分の役割をしっかりと果たした走り。
そして何より38歳とは思えない、驚異的なラストスパートでチームに勢いをもたらす!
区間タイムでは他の2チームには負けてしまいましたが、駅伝では負けていない素晴らしい走りで、記憶に残る感動シーンの堂々の1位に選出しました。

<タスキを受けた三垣選手のコメント>

三垣選手

襷を受け取る直前、正さんが最後の力を振り絞って渾身のスパートをかける姿が見えました。
その瞬間、正さんがこの駅伝に掛けてる思いの強さを感じました。チームの総合優勝の為、応援してくださる皆さんの為。色々なものが溢れ出していました。その強い思いは、苦しい時に自分自身を奮い立たせる原動力になりました。
正直、襷を受けた直後は感動し過ぎて目頭が熱くなった程です。襷に思いを繋いで走る、まさに「継走」を体現した、素晴らしいラストスパートでした。

第2位 絶対に先頭は譲らない!

2日目第9区、阿久根~野田に出走した吉村選手(いちき串木野市役所)。

<<出走前のコメント>>

区 西方~阿久根(12.1km)
よしけん
(串木野中→鹿児島城西→鹿児島国際大学→いちき串木野市役所)

吉村 健人

アンカーの泰士さんに最高の位置で襷を渡せるようにベストを尽くします!

<<レース展開>>

前の区間で、「区間賞を獲ります」と毎回口にしていて、なかなか区間賞を獲ることができなかった「区間賞とるとる詐欺」の疑いがかけられていた、白ケ澤選手(第一工業大学2年)がついに、詐欺を卒業した区間賞の走りで先頭姶良を抜き、13秒離して先頭で、吉村選手にタスキリレー。

初日同じ区間を走り、区間タイムで負けていた姶良の竹下選手に、スタートしてから3km付近で並ばれる。

初日日間優勝し、2日目も残り2区間(22km)を残して先頭を走っていた日置チーム。日間優勝・総合優勝に向けて負けられない区間。続くアンカーはキャプテンの中村選手(日置)ながら、姶良のアンカーの選手の方が持ちタイムは上。どうしても、貯金を作ってアンカーにタスキを渡したい状況であった。

姶良の竹下選手が追いついてから、風が強い中お互い吉村・竹下両選手は後ろにつくという走りはしない。
前半から、お互いに仕掛けて引き離そう引き離そうと、まるで後半のラスト勝負のような駆け引きでレースが進められる。

日頃、仕事中はいつも笑顔で市民に対応している、やさしい吉村選手が一転、闘志をむき出しに果敢に攻めの走り。
残り2km付近まで、お互い譲らず肩を並べて走る。

そしてついに、ラスト2kmを切って少し竹下選手との差が開くと、ここぞとばかりに一気にペースアップをし引き離す。
姶良竹下選手も、驚異の粘りでなかなか差は開かない!

最後の最後まで力を振り絞り 秒離して先頭でタスキを中村キャプテンに渡す。

吉村選手は、今年度のショート合宿・練習会でのペース走や集団走では、積極的に集団を引っ張る役を自ら引き受けて練習を引っ張ってきました。一年間チームを背中で引っ張てきた自信が現れ、「日間優勝をとるために負けない!」という思いが伝わる走りで、記憶に残る感動シーンの堂々の2位に選出しました。

<監察車の赤崎コーチからのコメント>

赤崎コーチ

連走なので、不安がありましたが、自分の想像を覆す頼もしい走りでした。
タスキをもらい早い段階で、追い付かれ、正直、中盤から離されるのかなあと思いました。
しかし、追い付かれても、自分のレースに集中し、しかけられても動じずに、絶対トップでタスキを渡すという気迫が、伝わってきました!
見ていても負ける気がしないほどの自信に満ちた走りでした!
二日目のヨシケンの走りは、努力し自信に満ちた立派な走りで、とても感動しました(!!)

第3位 いっしょに先頭までいくぞ!!

2日目第7区、川内~西方に出走した中村選手(姶良:京セラ鹿児島)。

第3位は日置チーム以外からの選出です。
2日目最長区間15.3kmの出走は、日置チームはエースの三垣選手、先頭の出水・鹿児島を1分27秒差で追いスタート、1kmを3分のラップを刻む走り。

後方から、姶良のエース中村選手が追ってくる。三垣選手は強い向かい風中、3分を少し越えるペースで走りながらも、後ろから中村選手迫ってきて徐々にその差が縮まる。

5km付近、中村選手が迫ってきたことから、監察車をよけて、中村選手を日置監察車の前に。
日本を代表する10000m28分台・世界ハーフに代表選手なので、抜かれた後につく・つかないは本人に任せて、監察車は静観。

そして、中村選手が三垣選手を抜く瞬間、「ポン」と中村選手が三垣選手の肩を軽くたたく。
まるで、「先頭までいくからオレについてこい!」と伝えているように。

本人同士で、もしかしたら会話があったかもしれませんが、中村選手が三垣選手を認めているからこその、行動だったと思います。
普段では絶対見ることのできない、県下一周駅伝の地区対抗のレースの枠を超えた、強い選手同士の友情のシーンが、記憶に残る感動シーンの堂々の3位に選出しました。

<<このシーンを沿道から見ていた西山トレーナーのコメント>>

西山トレーナー

まず、第一印象を一言で述べると感動的でした。
世界に挑む鹿児島の代表、中村選手に認められ、一緒に前を追うぞと肩を叩かれた三垣選手。日置チームで誰もが認める努力家で結果も残し、着実に成長し続けるエースの逞しい背中に、いつか越えてくれるはずと頼もしく思えた瞬間でした。
私の目標は日置チームの成長と活躍はもちろんですが、県内全てのチームが更にレベルアップすることです。なので他のチームにもできるだけのことはしたいと思っているところです。
中村選手頑張れ✊
うちのエースたちもすぐに追い付き切磋琢磨できるようになりますよ🎵

このコラムをつくりにあたり、ベスト5にするかベスト10にするか迷いましたが、第1回目としてベスト3で記事を作成していみました。3つでも思いがありすぎて、長文になってすみません。。
新しい形で、駅伝ファンに県下一周駅伝の「熱さ」が伝われば幸いです。

また別企画として日置チームの「ここが知りたい」などご希望があれば、気が向いたときに考えたいと思います。

 

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